Ninja250R(Grid:ガチャピン)のグラフィックの型が完成しました。 パーツ構成は以下の様になります。 A カウル上部分   (右・左) B カウルの前部分  (右・左) C カウルの後部分  (右・左) D サイドカウル   (右・左) F リアフェンダー  (右・左) G フロントフェンダー(右・左) H カウル下     (右) I カウル下     (左) J OPTシングルシートカウル 9点の型になります。(途中にデザイン変更をしたため、Eパーツは欠番になります。) (右・左)は型を反転させてください。 貼り付け位置はこちらを参考にしてください。 決まりはありませんが、Grid推奨制作方法を紹介します。 1 今回、発送の関係でコピー用紙程度の強度の紙に型を書いています。   このまま、カッティングシートに写すのは少々、困難だと思いますので   原紙をカットしてから画用紙などの強度の高いものに貼り付けてから、   再度切り出しを行います。   ※お一人しか希望がなかったので、Gridが製作にしようした4つ切り画用紙でおくりました。    切り出しをすれば、そのまま型として使用できます。 2 切り出しはカッターと定規で行うと、直線が綺麗になります。   今回の型はデザインと製作の容易性を考慮して、直線を基調にしています。   直線では無い部分は慎重に切り出しましょう。また取り付けねじ部分は   真円で空けています。芯だしを行ない、サークルカッターを使用する事   をお勧めします。 3 ペーパー型が完成したら、現車へのフィッティングをしてください。   発送形態の関係で原紙を折らなければなりません。展開して製作する際      に歪みが出ている事もあるでしょうし、貼り付ける際に糊などを   使用すると縮むこともあります。可能であれば型を製作するときは   何度かフィッティングを行うことをお勧めします。 4 フィッテングで修正があれば、型の段階で納得できるところまで   修正してください。各型の角部分にRを取り入れています。   貼り付け位置のデザインやシートを貼り付けた時に剥がれ難くするための   Rですので、個人のデザイン感性や好みによって修正を行ってください。 5 カッティングシートへの落とし込みは、マスキングテープなどでシートを   机に固定して、反りの無い状態で行ってください。   シートが反っていると正確な型の写しが難しくなります。 6 シートにマスキングテープなどで型を固定します。このときは出来るだけ   直線部分にテープを貼ってください。 7 油性ペンやボールペンで型を写して行きましょう。線は細い方が精度が   出ると思います。型は紙なのでアウトラインを定規のようになぞる時は   必要以上に力を入れて、型を変形させないように注意してください。 (カット後、ペンの線はブレーキクリーナー等で消しておいてください。) 8 写しこみが終わったら、シートをカットしていきましょう。   パーツより大きめにシートをカットしてパーツ単体でカットすると   良いでしょう。直線は定規で、R部分はフリーカットで慎重に、円は   やはりサークルカッターが無難です。   ガチャピン仕様の場合、黒部の中の、白シートは元型から5mm縮めた   型で作成しています。 9 パーツがそろったら、しつこいようですがフィッティングをしましょう。   張り込み作業前にパーツの完成度を上げておきます。 10 張り込み作業に入って行きます。    今回は無難に水貼りを推奨します。    100円ショップなどで化粧用の霧吹き容器などを用意します。    水に中性洗剤などを薄く溶いた物を、貼り付け面に霧吹きします。    まんべんなくきり吹いた所に、切り出したパーツを貼り付けて    位置合わせがでたら、ゴムへら等でシート下の水分を中央から    押し出して行きます。 11 Aカウル上パーツとBカウルの前部分は重なり合います。    Bパーツを先に張るほうが綺麗に貼れると思います。    Bパーツは後ろ側で位置決めをしてください。前側はかなりあまります。    可能であれば、ラジエター部のインナーカウルを貼り付け前に、外して    カウルの裏側まで、巻き込んで貼り付けてください。    この部分は剥がれやすいと思います。        Cパーツは後ろ側が余ります。裏側へ巻き込むように貼って、剥がれ防止に    してください。    Fパーツの位置決めは底面直線部で合わせ、上に上にと合わせると良いでしょう。    その他のパーツで、取り付けネジの穴が空いているものは、ネジ穴にあわせ微調整    してください。    Dサイドカバーは貼り付け面が梨地のプラですから、水張りは水分が    残りやすくお勧めできません。面積の小さなパーツですから、3分の1ほど    台紙を剥がして、位置決めしてそのまま貼り付けたほうが良いでしょう。 12 なるべく平面部分を貼り付け面になるようにデザインしていますが、    形状的に曲面に貼り付ける場所もあります。    貼り付けのコツとすれば、山の頂点から水分を押し出して貼り付ける     と良いでしょう。    タンデムカウルは進行方向の中心で位置決めして左右に降りていく感じです。 どうですか?うまく貼りこみできましたか? 僕自身が素人なので素人作業で上手く出来るように、デザインしましたが。 曲面は手こずるかもしれません、型が手元にあるので何度もチャレンジしてください。 よくインプレで「のぺっとしてる」とか「ベースカラー多すぎ」っていわれるけど。 これで味気の無いNinja250Rのカウルが、実は「好きにしてくれ」的な カワサキの送った自由なキャンパスだったんだ。とみんなに解かって欲しいね。 最後にGridの今回の拙い企画に最後までお付き合いいただいたり、ましてや 「やってみる!」と実行された方。本当にありがとうございました。 これからもNinja250Rを楽しみましょう。 <<<<<<<<<<<<< Phantom Grid >>>>>>>>>>>>>>>>