今年もMTGシーズンが始まった。いつものように一発目は琵琶湖マイアミランドのBreezy。
例年天候に恵まれないbreezyが今年は違った。一応合羽は用意したもののまるで必要になる気配がない。非常に嬉しい。
朝起きたら豪雨だったとか、テントサイトの選択を間違えたために夜中の風でタープから何からが崩れ落ちた砂浜でgoggleさんが独りコーヒーをすする姿に目頭が熱くなっただとか、今でこそ良い思い出になったがその時はそれなりにツラかったとか、そんな思い出一杯のbreezyが晴天に恵まれたのだから楽しさ倍増。

そんな昂る気持ちの中、独り琵琶湖に向かう。今回は土曜日の仕事を終えてからくる仲間が多いため早めに現地入り出来るのは俺とユッキーさんだけ。あとはみんな夕方以降の到着となる。神戸から琵琶湖まで高速を使えば大して遠くもない。自分のペースでボチボチ走る。

順調に高速を走り下道へ。何度も通ったコースなのに道が分からない。なんでこうも道が覚えられないのか自分でも不思議に思うが分からないものは分からない。見覚えがある気もする道を走り、間違いなく見た事がある景色にも遭遇する。が、このまま進んで良いものか方角すら覚束無い。全く持って恥ずかしい。しかし恥ずかしいからといってこの事態を放っておいても良い方向に向かう道理が無い事だけは事実として理解できる。誰かに道を尋ねよう。

ここまで書いてきてふと気付いた。breezyからまだ二ヶ月も経たないが既に自分が降りたインターすら覚えていない。原因はコレだ。記憶力に乏しいか注意力が散漫かのどちらかだろう。ま、原因が解明されたからといって症状が改善される保証などないが気持ちは晴れた。いや、晴れたわけではないが、なんとなく「じゃあ仕様がナイ」気になった。

下道に入ってしばらく走り、全く知らない風景が始まった頃になって道端で何やら作業をしていた地元の方に道を尋ねると、湖周道路までの道は教えにくいらしい。「とりあえず○○まで出たら看板見て走って」という意味の事を言われ走りだす。その後さらに二度ほど道を尋ねて無事湖周道路へでた。もう目と鼻の先が会場であることは分かっている。湖周道路に突き当たる交差点で念のために前に停まっている車に確認する。「マイアミってどっちっすか?」「左です。」右かと思った。方向感覚にも問題を抱えているようだ。
会場になんとか到着。先に会場入りしているはずの地元滋賀県民ゆっきーさんに電話連絡するとスペースは既に確保済みとのことなので荷物を抱えて向う。久しぶりの再会。いつもなら早速設営作業にかかるのだが今回はあまりの強風のうえにまだオレとゆっきーさんの二人しかいないので荷物を運ぶだけにする。世間話などしているとゆっきーさんが椅子を持ってきてないので近くのホームセンターに買いに行ってしまった。荷物の番もしなければならないから会場をウロウロするわけにもいかず何とも手持ち無沙汰である。そこで何を思ったのか大層な強風の中でたった独りでタープを建てはじめる。これがまた不思議な事に見事に建ってしまった。
しばし自己満足に浸っているとハーレー屋まつもとのおやぢさんが大量の食材やキャンプ用品達とともにやってきた。ゆっきーさんも帰ってきた。おやぢさんが場所の移動を指示する。広々と確保していたものをばっさり切り捨てタープも移動。あの悪戦苦闘は全くの無駄骨となる。そこにTakeshiさんも到着。いつものメンバーが揃いはじめる。だんだんテンションもあがってきた。


この当時、ツーレポを書く予定なんぞ微塵もなかったので画像が少ない。お陰で記憶もあやふやなまま。思い出せるのは画像に関することが精一杯。出来る限りの記憶を引っ張り出してみるが、それが正しいものなのかは定かでないし順番に関してはおそらく滅茶苦茶でしょう。そのあたりはご愛嬌と勘弁して下さい。


それからしばらくは誰の到着予定もないので、おやぢさんの炭火焼を軽くいただいたり、 SASさんTakeshiさんと出店巡りなどしながら時間を潰す。そうこうしている時に岡山のチョコライダー達(ゆみ&まこ)に出会う。挨拶をし、一緒にいた広島の方々などを紹介していただく。Asahiさんとはここで初対面。同じく初対面のかずみ姐さんにはマズイお好み焼きを買ってしまったと無理矢理喰わされる。SASさんもTakeshiさんも喰わされる。が、翌朝出会った時にはかずみ姉さんはオレたちの事なんて忘れてました。それも仕方ないです。大したリアクションも出来ないオレですから。

とりあえずゆみ&まこをオヤヂさんの待つタープに引っ張ってくると、おやぢさんは熱い抱擁で迎えてました。とても満足そうでした。
ゆみ&まこが帰ってからもしばらく話し込んだりしながら 残りのメンバーの到着を待つ。あたりが完全に暗闇になってから隊長・エイジニィヤン・ピエールが到着。ニィヤンは初MTG。テントを張るのを手伝う。新品のテントにニィヤンご満悦。
     

それからは再びチョコライダーも参加して隊長とおやぢさんのステージが催され、ずーーーーっと笑い続けてた。まこチョコはいたく隊長が気に入ったらしい。まこと隊長はこの日が初対面だったのだが、先に「隊長はオモロイでー。びっくりすんで」と散々言っておいたが隊長はまこの想像を超えたようだ。スターを見る目つきで隊長を見つめていた。

深夜には仕事を終え参加したkenも到着。更に盛り上がり隊長のテンポが揚がってきた頃「TOSHIさんの声が聞こえる」と早々にダウンしテントに強制送還されていたTakeshiさんも隊長の声に導かれはい出してきた。しかし酔拳を披露し一座を席巻すると再び撃沈。笑い疲れた頃、それぞれテントに向かう。


今回シュラフしか積んできてないkenは隊長のテントにお世話になることに。毎年寒いこの会場でkenはモリナツ用シュラフで寝るという。バカな奴です。しかもジャケットの下は薄着。何回ブリージーに来てるのか。苦肉の策としてジャケットを着たまま寝る事にしたらしい。
「ダウン in ダウン」なんだそうです。「写真撮って」だそうです。
やっぱりバカなやつです。でもそんなkenが大好きです。



朝、ブリージーには珍しく暑さで起きるが、まわりには寒くて寝られなかった人もいたようだ。体脂肪ってすばらしい。
起きた頃にはすでに何人かの人達が朝食を食べていた。オレも焼そばをいただく。今回は食材などの多くをおやぢさんが車で運んで下さった。おかげで空腹に悩まされることもなく近年稀に見る快適なブリージーだった。
ただ一つ心残りだったのは毎年お世話になっているgoggleさんが参加されなかったこと。毎回大量の食材とキャンプ道具を満載にして車で駆けつけみんなの到着時には最高の笑顔で迎えて頂いていた。goggleさんの笑顔からMTGシーズンは始まったいた。今回はどうしても仕事の都合がつかなかったらしく、「夜だけでも顔を出したい」とおっしゃってらしたがそれも叶わなかったようだ。
今年は何処で会えますかね?goggleさん。お会いできるのを楽しみにしてます!

神戸まではそう遠くもないし天気もこれ以上無いくらいの快晴。しばらくゆっくりまったり過ごしていると、チョコライダー達が 帰るというのでみんなでお見送り。ここでAsahiさんに二回目のお目通り。広島組の方々などと記念撮影などしつつまこの「隊長面白い!Oh! Happy Day!絶対行く!」との確約を得てお別れ。

オレ達もぼちぼち撤収を終わらせて、同じところにテントを張っていたクラッチ君やゆうこちゃんもいつものメンバーに加わり一緒に会場を出る。天気がイイので少し下道を走って帰る事になった。 しばらく走ってクラッチ君とゆうこちゃんが別れる所まで走り一度単車を脇へ寄せると一番後ろを走っていたピエールが来ない。上手くスリ抜けられなかったんだろうと待っていると追い付いてきたが何かを気にしている。聞けばシフトペグの先が落ちたらしい。この間から緩んだりしていたのだがそれを忘れて走っていたのだ。タイのラッパーさんが応急処置に大活躍。いつもお世話になってます。

事なきを得たのでクラッチ君、ゆうこちゃんと別れて高速にのる。大して走ってないのだから別段疲れたわけでもないが、大津SAで休憩を取る。Takeshiさんが吹田ジャンクションで別れるからだ。長野など東の遠方から帰ってくる時などはここまで来ると関西に帰ってきた感じがしてホッとするものだが今回などはこれから帰るのだから不思議な感じがしないでもない。
軽く昼食も食べてから出発。最近はMTGに参加するのも事前段階の裏工作が必要なTakeshiさんは「次はハッピーデーかなぁ」と奥さん想いな言葉を残して別れた。


隊長・ニィヤン・ken・ピエール・オレの五人で少し走った後、kenが途中で降りるため再度休憩に吹田SAに入る。今は大阪に住むkenだが、どうも以前の神戸に居た頃のイメージが強くてオレより先に高速を降りるkenに違和感を感じてしまう。それだけ一緒に走ったってことなんだろうけど。サイトの管理者らしく写真を撮るken。を撮ってみる。
     

吹田SAを出てkenと分かれ名神の終わりまで四人で走りそこからオレとピエールは下道へ、隊長とニイヤンは阪神高速へと分かれてそれぞれの帰路につく。下道に降りてからも順調に進み何事も無く無事自宅に到着。

今回も色んな人のお世話になり快適なキャンプになりました。ありがとうございました。
いつも一緒に楽しんでもらってる皆さん、今回初めてお会いした皆さん、これからも宜しくお願いします。

雨が降ってもそれはそれでいいけれど、やっぱりキャンプは晴れたほうが楽しい。毎年悪天候ばかりだったBreezyが晴れたのだから、今年のMTGは期待できるかも!