'04 晴れの国 岡山ミート(04/4/24〜4/25)


今シーズン2回目のミーティングは「岡山ミート』を選択。今年で三回目となるまだ若いMTGだがオレは初参加。初めて参加するMTGはなんだかテンションも揚がり気味になる。この日も快晴に恵まれ絶好のMTG日和。前回のブリージーに引き続き楽しいミーティングになりそうだ。今回はオレ・ピエール・kenの三人で参加だが、kenはやっぱり仕事を終えてから出発するので岡山までは二人で走る。岡山までは三時間ほどしかかからないので朝も余裕を持って準備に取りかかる。岡山ミートの会場となるTIサーキット英田は山中にあるため昼間の暖かさからは考えられないほど夜間の寒さが厳しいらしいので食事のためだけでなく暖を取る事も考えてコンパクトに折り畳む事が出来るBBQコンロ探しにホームセンターに寄る。目当てにしていたものを購入し、岡山が地元のピエールもいるし、岡山のチョコライダー達も先に会場に着いている筈だからと、途中で道を聞きながら走るつもりで地図も持たずに出発。

いつものように須磨から第二神明を走りそのまま加古川バイパス-姫路バイパスと抜け2号線に入る。途中少しだけ道が混んでいてペースが落ちたものの予定通りに走り続けていたが、姫路バイパスが終わりに差し掛かった頃空腹を感じてSAに立ち寄る。何やら大きなのぼりに「カツ丼』の文字。期待し過ぎると失敗するので何処にでもある定食屋レベルのカツ丼を思い描きながら¥1000もするカツ丼セットを注文。予定通りの可も無く不可もないモノが出てきたが空腹は何よりの調味料。とても美味しかった。
 


しばらく走ってから休憩とルート検索を兼ねてコンビニに立ち寄る。二人ともイマイチ会場の場所を把握していないがピエールの勘を頼りにルートを決定。ピエールが先頭を走っていたが突然ペースを落とした時、勝手に看板を見落としたと思い込んだオレはピエールを抜いて前を走り出す。そして道を間違う。通りすがりの人に聞くとあらぬ方向を教えられさらに迷う。再びピエールの勘で走り出し正しい道に戻る事が出来たが30分ちかく時間をロスしてしまった。


それでも大した時間ではなかったので景色を楽しみながら走る。途中相当に気持ち良い道もあったりして満足。この道を選択したピエールに感謝。
会場に到着してテントサイト付近まで辿り着いてから岡山のチョコライダー達に到着した旨の連絡を入れると場所も確保していてくれたが、オレ達が到着した頃は結構な広さの会場にはまだそんなに人は集まっていなかった。割と大きなMTGにばかり参加してきたオレはその人の少なさに新鮮さを感じ、まだ若いMTGだからそんなに大勢の人も集まらないのかもしれないなんて勝手な事を思ったりもした。
 


サーキットのすぐ横にある駐車場が会場になっていて下は砂利というか砂というかといった感じだがテントの横までバイクを乗り入れる事が出来るのは嬉しい。
チョコ達がお世話になっている広島組のタープの横にオレ達のテントも張らせてもらい、早速飲み物なんかもお世話になってしまう。
ピエールが明るいうちに温泉に行きたいと言い出し、どうせ買い出しにも行かなければいけないので一息つく暇もないうちに温泉に向かう。山の上にあるらしき温泉への分かれ道まで来てみたが思いのほか会場から距離があった。まだ買い物もしなければならないし、場所柄を考えると温泉に入ってからでは店が閉まってしまいそうなので買い物を先に済ませる事に決め町へ。ところがこれがまた結構な距離だった。会場入りする前に買い物を済ませていればと悔やんだ所で仕様がないので急いで買い物を済ませて温泉へ向かう。さっきの分かれ道についた頃にはだいぶ日が傾いていたが温泉は譲れないピエール。山道を登り温泉に到着した時には体は芯まで冷えていた。ここまで来たら湯冷めするかもなんて言っていられるハズもなく、出来るだけ芯まで暖まる事だけを考えてお風呂へ。存分にゆっくり暖まってから会場に向けて真っ暗になった道を走る。
テントサイトに帰り着くと広島組やチョコ達は散り散りになっていたので、ピエールと二人蛇三線の音に誘われてメインステージの方へ行ってみる。 なんでも京都の女性が蛇三線を弾かれているらしい。ステージに腰掛けた女性が沖縄の代表的な曲を演奏されていたが集まった人達には何の事やらさっぱり解っていないらしく盛り上がりはイマイチ。そこでみんなが知っている「涙そうそう」とか「島ンチュぬ宝」などを演奏されていた。こんな山中まで来て沖縄蛇三線を聞く事が出来るとは思わなかったのでちょっとびっくりしたと同時に最近の沖縄ブームを改めて感じた。

一通り聞き終わってからもうすぐ到着するであろうkenの為に火をおこしたりと食事の準備にとりかかる。そこに愛犬を連れたまこも現れてミーティングらしい夜が始まる。
 

  

独り走っているkenから時折電話が入るのだが電波の調子も良くないため上手く話が噛み合ない。それでも高速を降りだいぶ近付いてきた事だけはわかる。後少しで到着するだろうとタカをくくって待っているがなかなか来ない。何度目かの電話がかかってきた。kenはキレていた。オレに電話するも繋がらず、自分がどこにいるのかもハッキリしない。教えられた道を走っていたはずなのに街灯も無い真っ暗な道をひた走ってみると違う方角を示す看板が出てきたりと散々だったらしい。現地の地理に疎いオレとピエールやまこでは埒があかないので広島のぴょんきぃさんに電話に出てもらい道を説明してもらう。おそらくkenが間違えたであろう場所も特定出来て何とか道を伝えることができた。

しばらくしてkenが到着する。寒さと恐さに不機嫌全開。とりあえずテントを張り、暖かい火の前に連れてくる。飲み物と食べ物を与え、小さなBBQコンロを囲んで暖を取りながらオレ・ピエ・まこ・kenの四人で語らっているうちに少しずつ固まっていたkenの心もほぐれ、道中のエピソードで笑いを取れるほどにまで回復した。
 

いつものようにとりとめも無い話をしながらゆっくりとした時間を過ごす。焼酎をお湯割りにした焼酎がとても旨かった。存分に喋り笑ってからテントに潜り込む。どんな話をしたかなんて殆ど覚えていないが楽しかったことだけは記憶に残っている。中学生くらいの頃、お金もなく港の防波堤で友達とただただ喋り続けることしか出来なかったけどそれでも楽しかったことを思い出した。
 

二日目へ